3. 個人情報をブロックチェーンやAIの最先端技術を使い、新たなサービスを創生

IIoT, BigData, AI/DLとM2M領域は劇的に変化をしています。ブロックチェーンが注目される背景には、この技術がビジネスモデルを変える可能性があるからです。いわゆる“中抜きの技術”です。

ブロックチェーンはP2Pネットワークですから、システムやデータの主権を個人にする必要があり、個人情報の安全な利活用と自己管理の実現技術がブロックチェーンだと考えます。

新たなサービス創生は、他の先進技術と異なりソリューションを作り上げる為の登場人物が多いことが特徴です。従来の人事や会計システムを作る場合と異なり、組織内の専門家やリファレンスモデルが少ない点が大きな違いです。作りたくても、作れない現実があります。この点に気づくべきです。

IoTデバイスで得られるビッグデータから、価値あるデータを取り出すAI/DL、さらにブロックチェーンを使うことで、データの非改ざん性、真正性の担保が確実なものになり課金データとして使えます。加えてスマートコントラクトでロジックの自動執行可能となり、“中抜き”が実現します。複雑な処理はAI/DLを使って行い、結果をブロックチェーンに戻します。

さらにこれらのサービス群を支えるデータ流通基盤の構築(プラットフォーム)で、新サービスであるシェアリングエコノミーやトークンエコノミーが創生されることになります。