BRVPS開発の背景
電気自動車は世界中で都市環境と交通の問題解決に期待が高まっています。しかし、高い電池コスト、信頼性や安全性が低い電池ではEVの発展の障害、課題になっています。
電池産業の健全な発展、調整をするためには、電池単体の生産情報から回収、二次利用、全寿命のデータを抽出して管理することが求められ、バッテリーライフサイクル管理と共有プラットフォームのシステムを作らなければなりません。
BRVPS(EV用バッテリー残存価値予測システム)は、①バッテリーの残存価値評価と②循環取引を可能にする等級化を実現することを目標に開発をしています。
BRVPS1.0
EV(BMS/OBD)から得られたバッテリー残存価値算出データをブロックチェーンで監視し、スマートコントラクトを実装し2次市場での売買を可能にするdemoシステムを公開しました。
2019Q1リリース: BRVPS1.0 Reference Implementation
Road map(Tentative Plan)
- V1.0 :バッテリーライフサイクル管理と共有プラットフォームを完成
- V2.0:クラウドバッテリー(再生用バッテリーの等級化とILPを搭載したデータ流通基盤)
- V3.0:トークンエコノミーを実証実験予定
BRVPSの利用で拡がるMaaS領域でのユースケース
- 現状課題の解決を目指しセンシングから、データ利用サービスというエコシステムを横断的に網羅したコミュニティを形成
- ブロックチェーン技術による安全で公正なエネルギー流通
- 投資による再生可能エネルギーの導入・拡大(BOP経済介入)