「自動車リサイクル促進センター・経産省・カウラ・ブルースカイテクノロジー・日本総研が登壇『EV電池循環市場のグローバル戦略の要 バリューチェーン・エコシステムに迫る」に登壇

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LIGAREセミナ

グローバルにEVおよび電池のビジネスを展開・構想する3人による電池循環市場のブレイクスルーの解説と、グローバル戦略の要となるバリューチェーン・エコシステムについてパネルディスカッションを行います。

  • 電池の循環市場形成は、グリーン成長戦略の要であり、今後のCEの市場創出の上で欠かせないのは価値の顕在化。従来、計測できず、信頼性高い情報流通する仕組みがなかった。これがなければ脱炭素に資する管理はできない。
  • 当社は、世界に先駆けたブロックチェーンによる電池ID管理のプラットフォームを構築することで、日本の同分野での国際競争力を上げていきたい。

【登壇者】

・自動車リサイクル促進センター理事長/ISO TC333国内委員長/東北大学名誉教授 中村
・経済産業省 自動車課 戦略企画室 課長補佐 佐藤 岳久
・カウラ株式会社 代表取締役社長 岡本 克司
・ブルースカイテクノロジー株式会社 代表取締役 矢島 和男
・株式会社日本総合研究所 創発戦略センター シニアスペシャリスト 木通 秀樹

【開催概要】

[開催日時] 2022年3月23日(水)15時55分~16時35分

2020年末の世界的なグリーン成長戦略公表、EUのバッテリー指令の改正に続き、脱炭素の主役としてEVへの期待が急速に高まっている。EVの普及が最も進む中国では21年EV・PHEV合わせた販売台数が前年比2.8倍の330万台と急上昇し、累計で1000万台に迫る勢いとなっている。 

 一方、EVにて一次利用を終えた電池は残存価値の正確な診断が難しく、ほとんどが潜在能力を80%程度残したまま廃棄されていることが社会問題となっているほか、有効利用が進まないことでEVのリセールバリューも低調であることが一般への普及の課題となっていた。 

 日本においては、EV電池は各EVに最適化されながら年々仕様が増え続け、さらに全固体等の種類も拡大し、市場の立ち上がりを鈍くする要因となっていた。そうしたなか、2021年末には、米国のMOBI(Mobility Open Blockchain Initiative)が電池の評価基準構築に向けたビジョンを発表し、BACE(Battery Circular Ecosystem)コンソーシアムが日本・中国で電池評価のバリューチェーンのプラットフォーム構築とサービス事業創出に向けた活動を進めている。こうした潮流の中、電池の循環市場の成長が加速することが期待される。