Web3/ブロックチェーン技術に期待されること(2023年版)

出典:Peter Steiner’s cartoon, as published in The New Yorker

インターネットには Identity Layer が欠落している

アイデンティティ(身元識別)相手の身元が識別できること
アイデンティファイア(識別子)相手が特定できる
アイデンティティは、識別子ではない

①データの価値を変える技術

  • データの非改ざん性を担保し、これまでのデータとは違った価値を与える技術
  • 価値データ流通プラットフォームで、サプライチェーン(SC)や脱炭素を可視化
  • W3Cで提言された自己主権型アイデンティティ(SSI)/分散型アイデンティファイア(DID)を使い検証可能な資格証明書(VC)を発行

②データがあっての技術

  • IoT、BigData、DL/AIは、「データを取り、貯めて、解析する」為のツール
  • IoT機器との連携(測定、推定、診断)で獲得したデータの存在証明を実証

③次世代データサービス
”信頼のトライアングル”を構築すること“

  • データの透明性と検証可能なプラットフォームで実現される(ゼロ知識証明、ゼロトラスト)
  • 脱炭素量を示すインベントリーデータやサプライチェーンで利用されるデータは、存在証明付データを流通するプラットフォームで価値創造へ

非金融領域のデジタルランスフォーメーション

Roadmap

  • Platform開発方針 
    • 共有経済、循環経済、価値経済を支えるデータ流通を実現
  • 最新技術搭載
    • Web3/ブロックチエーン技術の可能性は、複数のアクター間で、存在証明されたデータの流通を実現することで新たな価値が生まれ、共有経済、循環経済、価値経済への対応が可能 価値経済 CO2排出権、再生エネルギーの最適化など永続的な価値交換プラットフォームの構築で、ライフサイクル管理を実現
  • 社会的課題解決
    • デジタルデバイド、金融包摂など社会的課題をWeb3/ブロックチエーンやメタバースを使い可視化するプラットフォームの提供で解決