第4回
▶ EUはデジタル情報インフラで何を狙っている?先行事例は「電池規則」
EUがデジタル情報インフラと産業データ連携の仕組みづくりを加速させている。その先行事例が2023年8月17日に発効した電池規則である。電池規則は、蓄電池のサプライチェーンに対して地球環境問題関連の規則を定めただけでなく、EUのデジタル情報インフラ構築と運用の先行事例となりそうだ。そこで今回は、EUの産業データ連携の仕組みである「Gaia-X」やその配下の「Catena-X」と電池規則の関係性を解説する。(寄稿文抜粋)
▶ 大串 康彦=産業戦略アナリスト / カウラ 電力・エネルギー・スペシャリスト