Battery Web™ 特徴と開発の背景

EVの電池循環を支援する価値顕在化・情報流通システム

  • 特徴
    • Web3/blockchain技術を実装した分散システム (*SSI,*DID)
    • サーキュラーエコノミを対象にしたプラットフォーム
    • データの価値を上げる数々の工夫
  • 背景
    • 世界的なカーボンニュートラル化の規制強化により、EVへの移行とEV電池の循環市場の早期形成と国内再生資源確保が必要とされています。
    • 循環市場形成のためには、電池価値を最大限に活用し適切に流通させる仕組みが重要であり、カウラは情報基盤(Battery Web™)を完成させました。
    • Battery Web™により、効率的な電池のリユース・リサイクル市場の形成が期待されます。
  • *用語の説明
    • SSI : 自己主権型アイデンティティ(Self-Sovereign Identity)
    • DID : 個人や組織を一意に識別するためのグローバルな識別子(Decentralized Identifier)

蓄電池の循環経済の主な要素

  • リユース・リパーパス(再利用)
    • 使用済み蓄電池を検査・整備し、家庭用や産業用に再利用。
  • リサイクル(再資源化)
    • 蓄電池から金属資源を回収し、新たな電池製造に活用。
  • トレーサビリティ
    • 蓄電池の履歴管理により、安全性と回収効率を向上。
  • 制度設計とインフラ整備
    • 回収ルートや専門業者による輸送体制の確立。
  • ESG・国際連携
    • 環境・社会・ガバナンスの観点から企業活動と連動。

Battery Web™ のBACEサービス実装例

Battery Web™システムの特徴具体例Battery Web™ 適合性
・データ主権・複数のアクタで同じ情報を共有する◎Web3/ブロックチエーンを技術
・経年変化データ解析・時系列でデータの内容を把握できる◎タイムスタンプ、DIDとの連携
◎電池品質管理モデルなど
・QMSの設置・24時間365日の運営が期待される◎運用単位のQMSを構築
・電池データ計測、電池劣化診断・秒単位でのリアルタイム性を求められない◎リアルタイム必要性無し
・データスペース・集積的なスキーム形成が困難な領域〇ニーズの依存