2023年度第7回株主総会を3月26日に開催

1.事業報告

2023年度は4月に公益財団法人自動車リサイクル高度化財団の3年間の助成金交付事業の採択を受け、「EV電池循環を支援する価値顕在化・流通システムの構築」に集中し、経営体制も本プロジェクトに対応する為に変更しました。

EV電池の循環市場形成には電池価値を最大化し2次利用市場で多くの解体/リユース/リサイクル業者が参入可能な市場構築が必要となります。そのためには、電池価値の情報流通の仕組み・プラットフォームが必要であり、本プロジェクトは、この情報システムの仕組み・プラットフォーム構築及びサービス提供を目的としております。

具体的には、電池価値顕在化のための電池性能取得作業とカーボンフットプリント(CFP)管理を効率化するAI/IoTアプリケーション、および、電池価値の流通プラットフォームを開発いたします。EV電池2次利用の相互接続性を促進する「Battery Web」(登録商標出願済)技術を発表しました。

業務面では、中国における事業化は国内パートナー企業に電池高速診断サービスのプレサービスの提案を行いました。
この間、「社会包摂と脱炭素をブロックチェーンで可視化する」の具体的な取り組みが注目されるようになりました。
日本においても国際社会・経済との連携で日本市場のニーズに合った、「EVの電池循環を支援する価値顕在化・流通システムの構築」が課題となり、電池リユース・リサイクルの現実世界を分散プラットフォーム内の仮想世界にマッピングすることで、多様な参加者の協働と健全な競争を効率よく支援するプラットフォームの開発が求められております。

2024年度は、日本市場のニーズに合ったグローバル標準準拠のWeb3分散プラットフォーム作りと業界横断の協議会設立参加でデジタルサービスを促進して参ります。

2.決議事項抜粋

  • 本店移転  東京都千代田区丸の内3-2-2 丸の内二重橋ビル2階

尚、株主総会の詳細は開示しておりませんので、特定のご質問がある場合にはお問い合わせください。