”蓄電池の地政学” 産業強化の焦点に浮上した蓄電池、世界覇権を巡る戦いの構図とは | 日経エネルギーNext

第一回
▶産業強化の焦点に浮上した蓄電池、世界覇権を巡る戦いの構図とは

再生可能エネルギーの普及や自動車の電動化などを背景に急拡大する蓄電池産業。覇権を狙って産業政策を強化する動きが、米中欧を中心に世界で活発化している。その動向は、蓄電池に関わるあらゆる業界に影響を与える可能性がある。
 こうした状況を受けて本連載では、国内外の企業でエネルギー関連技術の開発に長く携わり、関連する産業政策や企業戦略に詳しい大串康彦氏が、蓄電池を巡る各国・地域の産業政策の動きを整理しながら覇権争いの行方に迫るとともに、蓄電池産業育成に向けた戦略のキーポイントを考察する。第1回は、イントロダクションとして蓄電池産業を巡る世界情勢を概観する。

大串 康彦=産業戦略アナリスト / カウラ 電力・エネルギー・スペシャリスト

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